コイン鑑定の「PCGS」とは?コインの大手鑑定機関といえば、PCGSとNGCが世界的に有名ですが、今回はPCGSについて…

古銭情報 コイン鑑定の「PCGS」とは

コインの真贋判定とグレード鑑定のPCGS

PCGS(引用:PCGSアジア)

コインの価値を証明するためには、専門機関による本物かどうかの判定やグレード鑑定が欠かせません。 収集用コイン第三者鑑定専門機関といえば、大手のNGCとPCGSが有名ですね。
今回はPCGS(Professional Coin Grading Service)についてご紹介します。

PCGSは1985年に設立で、NGCの1987年設立と比べると、わずかながら古い歴史があります。
アメリカのカリフォルニア州に拠点を置き、世界トップクラスの専門家による公平なグレーディングと認証を行い、抜群の知名度と豊富な買取実績を誇ります。

これまでに3000万枚以上のコインや硬貨を鑑定してきた、信頼のおける鑑定機関です。
鑑定基準はNGCに比べると若干「辛口」として知られ、NGCの方が高いグレードで鑑定される事が多いようです。 しかし、コインに詳しい人ならPCGSとNGCの評価基準の差を知っていますので、市場価値は変わらないものとなっています。


PCGS認証のコイン

PCGSコイン(引用:PCGSアジア)

PCGS認定のコインは半透明のケースが特徴的です。 PCGSには生涯保証があり、ケースを開けない限り正真正銘の本物であることと、コインの評価は永久に保証されます。

日本、アメリカ、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、インド、イタリアなど100カ国以上もの国のコインの価値を評価しており、取り扱うコインの種類も世界トップクラスです。

鑑定結果はなんと70段階もあり、厳密かつ明確にグレーディングされます。
ディーラーなどコインを販売する立場の方には、鑑定が甘くお客様に購入の案内がしやすいNGC鑑定のコインが人気でした。 しかしコインを売る時に同じグレードであれば、PCGSの方が高く売れるため、近年ではPCGSの方が人気が出ている傾向にあります。

将来的に高く売りたいと考えているコインや古銭をお持ちなら、PCGSのように信頼のおける第三者鑑定機関で鑑定しておくことをオススメします。


参考サイト

  • PCGS
  • コイン鑑定業者
  • 第三者鑑定専門機関