古銭情報 大黒百円札の次は、改造百円券
前回の記事では、大黒天の一円札をご紹介しました!
そこで大黒天の百円札について少し触れましたが、今回は大黒百円の次に発行された紙幣の改造百円券をご紹介します!
改造百円券
(引用:金融資料館「日本銀行兌換銀券100円券 めがね札」)
大黒の一円札に使用された紙には、強度を上げるためにこんにゃく粉が混ぜられていました。
その為ねずみや虫の害に合ってしまうことも非常に多かったのです。
対策として大黒一円の代わりに登場したのが通称「めがね百円」と呼ばれる、改造百円券。
どうしてこのような名称で呼ばれるようになったかというと、表面の模様が眼鏡のように見えるからとされています。
図柄は藤原鎌足、裏面は彩紋です。
発行日は1891年の11月15日、停止日は1939年の3月31日です。
正確な発行数が不明の紙幣で、現存数が少ないために発行も非常に少なかったのではとされています。
未回収が93枚という記録があり、2015年の現在ではおそらく数枚程度しか残っていないと推測されています。
ちなみに大きさは縦に130mm、横に210mmと国内で発行された最も大きなサイズの紙幣になります。
こちらの改造百円札の価値は、プレミアすぎて市場に出回っていないため、正確なところはよくわかりません。
しかし一千万円以上の価値がつくのは確実なため、かなりのプレミア古銭といえるでしょう!
参考サイト
- プレミア古銭
- 古銭買取
- 改造百円券
- 旧紙幣