古銭情報 日本で最初の貨幣「和同開珎」
日本で初めて作られた貨幣とは
(引用:wikipedia「和同開珎」)
日本で最初に発行された硬貨は「和同開珎」だと言われています。
時計回りに「和同開珎」と記載され、裏面には何も書かれていません。
直径は24mm程で、真ん中に正方形の穴が開いています。
日本で銅が産出されたのは708年のこと。銅の発見をきっかけに、貨幣が国内で作られるようになりました。
それまでの日本ではお金という概念自体が存在せず、主に物資の交換にて成り立っていました。
そのため折角貨幣が出来ても人々にはあまり浸透せず、一部の地域のみでしか使用されなかったようです。
貨幣の普及のため、和同開珎だけでなく幾度か他の貨幣も製造が行われていましたが、それでも普及は難しかったそうです。
そして年月が経つにつれ、原材料である銅が不足してゆき貨幣の質も下がっていきました。
貨幣の製造が公的に打ち止めになったのは、958年のこと。
再び製造が開始される時代までは、今まで通りに物資を交換したり中国のお金を使用するなどで賄われ、
それから先戦国時代に至るまで、日本でお金が製作されることはありませんでした。
その期間に使用されていたのは、最後に発行された「銅銭」や中国から輸入したお金、
そして民間で製作された粗悪な銅銭などでした。
お金に記載された額面の価値ではなく金属の価値が基準となり、売買が行われていたのです。
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