古銭情報 かなりの高相場!!明治の”20円金貨”
20円金貨の買取相場は極めて高い
(引用:古銭コンチョ 明治金貨 旧20円金貨)
20円金貨といえば、高い価格で買取される古銭の代表格。当時のプルーフ硬貨の役割も果たしており、価値は極めて高いもの。
20円金貨のデザインは、前回ご紹介した一円銀貨の龍の図と同じものが採用されています。
彫金師の加納夏雄が彫刻を手掛けた龍の図ですね。
こちらの20円金貨、明治9年のものは滅多と市場に出回ることはありません。
発行枚数は954枚と少なく、極めて希少価値の高い古銭となります。
発行枚数が少ない理由としては、明治9年の20円金貨は流通目的で発行されたものではないとされているから。
展示品や贈答用目的にと製作され、普通の20円金貨とは見た目も異なります。
何度も打刻を重ねて丁寧な彫となり、表面はミラー状になっていて輝きも相当なもの。
他の20円金貨の発行枚数は、明治3年のものが46057枚発行されたとあります。
46139枚というデータもありますが、当時の硬貨の発行枚数は詳しく記録されていないため、真相は不明なままです。
明治3年のものも発行枚数が少ないとされ、何百万もの高い価格で買取りされます。
他にも特年のもので明治10年や明治13年のものがありますが、こちらの発行数は20円金貨の中でも極めて少なくなっています。
明治13年の発行は103枚ですし、明治10年発行の20円金貨の発行は僅か29枚。
こちらも流通目的ではなく、展示品や贈答用に製作されたそうです。
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