本日は、小判の中でも最も著名な天保五両判金をご紹介します!…

古銭情報 小判として有名な、天保五両判

天保限定の流通、天保五両判


本日は、小判の中でも最も著名な天保五両判金をご紹介します!
時代劇などでもおなじみの小判。この天保五両判は、かの有名な古銭のクッキーの図柄としても採用されています!(笑)


goryou (引用:嵯峨野古銭 天保五両判金)

江戸時代に多く流通していた大判・小判ですが、その中で唯一の五両小判となりますね。
沢山使用されると踏んで、期待して発行された天保五両判金ですが
年号は天保8年から天保14年と、あまり長く使用された小判ではありません。
しかし製作技術の発達もあり見た目が美しい小判ですので、現在は収集家からの人気が高い小判となっています。
品位は金が842、そして銀が158ですね。

表には”五両”の印が押され、裏面はセ七となっています。
茣蓙目が刻まれていること、そして下部に花押し等の特徴を見ると、写真では一見小判のように見えますが
天保五両判金はなぜか別名、”中判”とも呼ばれています。


goryou2 (引用:嵯峨野古銭 天保五両判金)

大判から小判へと製造が遷り変った時代、幕府は財政難を抱えていました。
こちらの天保五両判は、5両という額面持つ通貨として発行されています。
天保小判より品位が高い材質で製造が実施されましたが、量目はその3倍にしかならず、財政難の穴埋めの為の発行であると見抜かれてしまい、市民からの評判が悪くなってしまいます。
その為ほとんど町では流通せず、発行数も少なく押さえられました。

ちなみにこちらの天保五両判金の買取価格は、90万円から120万円にものぼります!
状態により買取価格は上下しますが、収集家からの人気も高く相場も安定している古銭だそう。
お家から小判が出てきた…なんてラッキーな方がいらっしゃいましたら、まずは古銭買取店や古銭商での鑑定をお勧めします!



参考サイト



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