本日は地方貨の中のひとつ、「但馬南鐐銀」をご紹介します!…

古銭買取 地方貨の「但馬南鐐銀」をご紹介します

但馬南鐐銀の買取価格は?


限定した地方でのみ流通した古銭を「地方貨」といいます。
本日はその地方貨の中のひとつ、「但馬南鐐銀」をご紹介します!

kosen (引用:Mogan SHOPPINH「但馬南鐐銀 小字」)

こちらの但馬南鐐銀、大字であればかなり高い価格で買取され、買取額は30~40万円ほど。
中字、小字であれば9~15万円ほどの価格となるようです。
但馬南鐐銀には”異書”なるものも存在し、こちらの相場は20~30万円ほど。

但馬南鐐銀とは、幕府の直轄地である但馬生野銀山内で使われる、山内通用として鋳造された古銭。
素材は銀で、品位は995。古銭の中ではかなり品質が良いのではないでしょうか。
南鐐とは、質の良い銀という意味のこと。99.5%が純銀ということですので、個人的にはその名に恥じない名古銭だと思っています。

kosennura (引用:Mogan SHOPPINH「但馬南鐐銀 小字」)

どうして但馬内で正規貨幣が通用しなかったのかというと、幕府の貨幣制度が未完成なものであったことなどが言われていますが、明確な理由は今も分かっていません。
こちらは一分銀と同じように使用されました。
1648年から1725年頃まで使われており、後に代官所の命令により停止となっています。

但馬南鐐銀には様々な種類が存在し、大字、中字、小字、そして枠付、細字枠付などに分類されます。
重さも種類によって差があるようで、種類により買取額は左右されます。



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