改造紙幣の相場は総じて高く、買取価格も期待できるものとなります…

古銭買取 明治に発行された古銭、改造紙幣の価値は?

明治時代の古銭、改造紙幣


kaizou (引用:銀座OnLine「改造紙幣10円 神功皇后10円」)

当時発行されていた紙幣は脆弱で、その欠点を補う為にと発行されたのがこちらの改造紙幣となります。
発行の開始は1881年より。1899年に廃止されるまで使用されていた古銭となります。

図柄はイタリア版画家のエドアルド・キヨッソーネがデザイン。
当時は偽造紙幣の発行が相次いでいたため、それを防ぐべく当時の最高の技術にて製作されました。
肖像の掲載も、紙幣の偽造を防止するための手段となります。
前回ご紹介した改造紙幣10円券の肖像も創作したものとなりますが、少し西洋人のような顔つきになっているのは、イタリア人が製作したからだそうです。

改造紙幣には10円券・5円券・1円券・50銭券と20銭券が発行され、円紙幣の肖像は神功皇后が掲載されています。
ちなみに50銭券と20銭券は、それぞれ大蔵卿50銭・大蔵卿20銭とも呼ばれています。


改造紙幣の中で、最も価値が高いのは?


ちなみに改造紙幣の中で相場が最も高いのは、前回ご紹介した10円券。
完全未使用品であれば250万円もの価格がつきます。
次に高い価値があるのが5円券で、価格は200万円。
反対に、最も相場が低い改造紙幣は20銭券となりますが、それでも完全未使用であれば8万円もの値段がついています。

古紙幣の買取は、その古銭の価値と保存状態で決定されます。
最も高い価格で買取りされる改造紙幣10円券であっても、完全未使用品と並品との価格差はなんと180万円ほどにもなります。
改造紙幣に限らず古銭や古紙幣の買取をお考えであれば、なるべく綺麗な状態で保存しておくようにすると高い買取り額が期待できます!



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